犬の散歩のしつけ方② 飼い主の左横について歩かせる
散歩に慣れてくると、犬はドンドン先に・・先に・・と
グイグイとリードを引っ張って自分のペースで歩こうとします。
それでは、まるで犬に飼い主が散歩に連れて行って
貰っているようになってしまいます。
常に、飼い主に主導権があることを
子犬の時期から覚えさせましょう。
そのためには、犬に先頭を歩かせないことが大切です。
犬に先頭を歩かせない理由には、飼い主との主従関係の問題だけでなく
実は、愛犬の命を守る上でもとても大切なことなんです。
もし犬が先頭を歩いていて、横から車が走ってきたらどうなりますか?
先頭にいる犬が真っ先にひかれてしまいます。
後で気がついて後ろからリードを引っ張っても間に合いません!
アナタの犬の安全を守るためにも、子犬期から飼い主の左横を歩くしつけを
習慣づけさせましょう。
犬は小さな子どもと同じです。
まずは、アナタがしっかりと安全を確認して歩かないといけません。
散歩のしつけ ~手順とやり方~
(1)犬が飼い主の前に出て歩こうとしたら、
リードを後ろに引っ張りその場で立ち止まりましょう。
(2)犬が止まり左横についたらまた歩き出す。
(3)犬が飛び出さなくなるまでそれを繰り返します。
アナタが立ち止まった瞬間、何度も強くリードが引っ張られるので
《前に出たら引っ張られる!イヤだ!》と犬自身が体でそれを覚え
前に出ることをしなくなります。
(4)それでもまだ先頭に出るようなら、立ち止まった後、犬が行きたい方向とは
逆の方向に向き(アナタが先頭になるように)歩き出しましょう。
犬が飛び出したら、逆の方向、飛び出したら、逆・・・を繰り返し
「行きたい場所を決めるのは私!」と
主導権が飼い主にあることを覚えさせましょう。
子犬の時期から始めると、無理なく飼い主主導の散歩ができます。
焦らずゆっくりと繰り返し行いましょう。